ベトナムの労働法・社会保険・税務について
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ベトナムの生活環境
ベトナムの日本人学校、インターナショナルスクール等の教育事情、住環境等の生活環境についてご説明いたします。
195VND=1円
1USD=113.34円として計算
日本人学校とは、国内の小中学校又は高等学校における教育と同等の教育を行うことを目的とし、文部科学省から認定を受けた全日制の教育施設のことです。
一般に現地の日本人会等が主体となって設立され、その運営は日本人会等や進出企業の代表者、保護者の代表などからなる学校運営委員会によって行われています。
日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。
ベトナム内には、ハノイに1校、ホーチミン1校、日本人学校が存在します。登下校は基本的にスクールバスで行います。また、給食がないため毎日お弁当が必要です。なおベトナムに日本人学校の高等部はありません。年間の学費(一時金除く)は、上図となります。
インターナショナル・スクールとは所在する国や地域における外国人を対象にした教育を行っている学校のことで、主に英語で授業が行われる場合が多いです。日本人学校のない地域に赴任する場合には現地公立校に通わせることは現実的でないのでインターナショナルスクールに通わせるということが多くなります。
ベトナムにはインターナショナルスクールの幼稚園が数多くあります。米国系や欧州系、シンガポール系等があります。ほとんどの2歳から入学可能となっています。ただ、幼稚園ですら安くとも年間100万以上、高いところでは年間200万近くかかるところもあります。下記のホーチミンインターの例では、幼稚園から高校卒業まで通うと諸々含めると3,500万円以上の学費がかかります。
項目 | 年金額(1万VND) | 年金額(円) | |
---|---|---|---|
一時金 | 入学費 | 2,500 | 130,000 |
年間授業料 | 幼稚園 | 22,600 | 1,160,000 |
小学(低学年) | 40,140 | 2,060,000 | |
小学(高学年) | 42,790 | 2,200,000 | |
中学 | 49,740 | 2,550,000 | |
高校 | 59,350 | 3,050,000 |
ベトナムの住宅事情は、一般的に家具・家電付きの物件の賃貸となります。
人気のエリアとしては、大使館や外資系企業等が集まる1区、1区に隣接する3区、少し遠くなりますが、新興住宅地と日本人学校のある7区等が人気です。
ベトナムの物件は大きく分けて主に「サービスアパートメント」「アパートメント」の2種類となります。以下が家賃相場です。
◆ サービスアパートメント:ランドリーサービス、メイドサービスなどもあり入居後、即生活が可能だが、家賃は同条件のアパートよりも高い。仕事が忙しい男性単身赴任者などに人気。共有施設が充実している。
◆ アパートメント:建物一棟が同じ家主の場合が多い。水道光熱費などは家賃の中に含まれていない。
1区 | 3区 | 7区 |
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1区は1LDKまでの単身者用物件が比較的多くなっています。 ◆1LDKの場合 レンジ:8万~28万円 面積:30㎡~80㎡ ◆2LDKの場合 レンジ:10万~25万円 平米数:84㎡~110㎡ |
1LDKまでの物件が多く、間取りが広くなっています。 ◆1LDKの場合 レンジ:11万~20万円 面積:67㎡~ 95㎡ ◆3LDKの場合 レンジ:11万円~22万円 面積:67㎡~95㎡ |
7区の特徴としては、家族帯同者向けの物件が多く、間取りも広めにとられています。 ◆1LDKの場合(※物件数少) レンジ:7万円~13万 面積:45㎡~60㎡ ◆3LDKの場合 レンジ:7万円~22万 面積:56㎡~126㎡ |
ベトナムでは会社名義で物件を借りることが多く、トラブルを避けるためある程度のグレードの物件が推奨されます。昨今のベトナム不動産価格は緩やかに上昇しています。