中国(上海)の労働法・社会保険・税務
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中国(上海)の生活環境
中国(上海)の日本人学校、インターナショナルスクール等の教育事情、住環境、住宅の家賃相場、銀行等その他の生活環境についてご説明いたします。
日本人学校とは、国内の小中学校又は高等学校における教育と同等の教育を行うことを目的とし、文部科学省から認定を受けた全日制の教育施設のことです。
一般に現地の日本人会等が主体となって設立され、その運営は日本人会等や進出企業の代表者、保護者の代表などからなる学校運営委員会によって行われています。
日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。
教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。中国内には、左図の示すように、日本人学校及び日本語補習校が16地域に存在します。(上海、蘇州、大連、寧波、無錫、青島、天津、北京、杭州、広州、深圳、珠海、潘陽、南京、成都、香港)
※このうち、寧波、無錫、深圳、珠海、潘陽、南京、成都については補習授業校のみ。更に、上海には虹橋校と浦東校の2校の日本人学校が存在します。
※浦東校:小学部・中学部 虹橋校:小学部
また、上海の日本人学校には、スクールバスがありません!マンション住人専用のバスや、バス業者による団体バス、保護者自身の送迎等の手段から、保護者が自己責任で選択する必要があります。
※なお、児童だけで通学することは認められていません。
マンション住人専用バスが無い場合には、保護者同士で一台のバスを年間契約するという場合も多くあるそうです。
②給食がないため、毎日お弁当が必要となっています。
(小学校)
上海にはインターナショナルスクールの小学校が10校程度あります。米国系や欧州系、シンガポール系等があります。 各インターナショナルスクールごとにカトリック色が強かったり、自由な校風であったり、英語教育に力を入れていたり等の特色があります。年間300万円程度の費用がかかります。
(中学校・高等学校)
上海にはインターナショナルスクールの中学・高校が10校程度あります。 米国系や欧州系、シンガポール系等があります。 各インターナショナルスクールごとにカトリック色が強かったり、自由な校風であったり、英語教育に力を入れていたり等の特色があります。年間300万程度の費用がかかります。
あるインターナショナルスクールでは仮に、幼稚園から高校まで通った場合約2700万かかる計算となります。 非常に高額となりますので、赴任者の方の教育費を補助する際にはこの点も留意が必要です。
項目 | 金額(元) | 金額(円) | 対象 | |
---|---|---|---|---|
一時金 | 入学金 | 2,250 | 40,500 | 各児童 |
施設金 | 17,750 | 319,500 | 1家庭 | |
月額 | 授業料 | 2,060 | 37,080 | 各児童 |
PTA会費 | 25 | 450 | 1家庭 | |
年間 約45万円(一時金除く) |
項目 | 金額(元) | 金額(円) | 対象 | |
---|---|---|---|---|
一時金 | 入学金 | 10,000 | 180,000 | 各児童 |
施設金 | 17,750 | 319,500 | 1家庭 | |
月額 | 授業料 | 9,310 | 167,580 | 各児童 |
PTA会費 | 25 | 450 | 1家庭 | |
年間 約202万円(一時金除く) |
※1人民元=18円として計算
上海の住宅事情は、一般的な物件は家具・家電付きの賃貸となるので基本的な家具、家電は付いています。 またどの物件にも標準家具・家電リストがありそれをもとに追加交渉していきます。 大使館や外資系企業等が集まる日本人学校のある地区がやはり人気です。 具体的には、①古北地区 ②旧市街地区 ③浦東(プゥドン)地区が人気エリアとなっています。
古北地区は日本人学校、日本領事館や日本料理店が多く昔から最人気地区です。 浦東地区は日本人学校浦東校ができたことからこちらもお子様連れのご家族に人気です。 旧市街地区は日本人学校から遠く、シャトルバスが出ている物件も少ないため、学齢期のお子様がいない家族や単身赴任者の方が多く選択しています。
また、現地不動産会社の物件リストを見ると、どの地区においてもおよそ1LDKであれば20万円程度、3LDKであれば40万円程度がかかります。 昨今単身赴任者の増加により1LDKの部屋の人気が増しており、価格が上がっている傾向にあります。 場合によっては2DKの方が安いといったこともあるかもしれませんので幅広く見ていきましょう。
赴任者は、邦銀の中国支店で給与口座を作るよりも、地場銀行の口座のほうが利便性が高く(邦銀の支店だとキャッシュカードの発行が行われていない、営業時間が限られている等)、地場銀行で口座開設をすることが一般的です。
上海での4大銀行は下記の4銀行であり、信頼力が高いのでこれらの銀行から任意のものを選ぶことになるでしょう。 4大銀行には東京に支店もあるので、何かあった時に心強いでしょう。
(中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行)
日本から赴任者の現地口座への給与送金は、「人民元」で送金できませんので、外貨(日本円又は米ドル)で送金を行い、赴任者が両替することになります。原則は現地法人から元での振り込みを行うのがベターです。