シンガポールの労働法・社会保険・税務について
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シンガポールの生活環境
シンガポールの日本人学校、インターナショナルスクール等の教育事情、住環境、銀行等その他の生活環境についてご説明いたします。
日本人学校とは、国内の小中学校又は高等学校における教育と同等の教育を行うことを目的とし、文部科学省から認定を受けた全日制の教育施設のことです。
一般に現地の日本人会等が主体となって設立され、その運営は日本人会等や進出企業の代表者、保護者の代表などからなる学校運営委員会によって行われています。
日本人学校中学部卒業者は、国内の高等学校の入学資格を、高等部卒業者は、国内の大学の入学資格をそれぞれ有します。
教育課程は、原則的に国内の学習指導要領に基づき、教科書も国内で使用されているものが用いられています。
シンガポール国内には、日本人学校及び日本語補習校が2地域に存在します。
(チャンギ校/クレメンティー校)
※このうち、クレメンティー校については補習授業校を併設しています。
編入時一時金 | 金額(S$) | 【参考】円換算 (1S$ = 90円として計算) |
||
---|---|---|---|---|
校納金 | 入学金 | 勤務先が日本人会法人 会員登録有り |
1,070.00 | 96,300 |
勤務先が日本人会法人 会員登録無し |
3,852.00 | 346,680 | ||
勤務先が外資系企業や 個人の場合 |
1,070.00 | 96,300 | ||
施設費 | 2,675.00 | 240,750 | ||
→入学金は振り込みが出来ないので、学校へ持参する。 |
授業料等月額費用 | 金額(S$) | 【参考】円換算 (1S$ = 90円として計算) |
||
---|---|---|---|---|
校納金 | 授業料 | 小学校 | 535.00 | 48,150 |
中学校 | 609.90 | 54,891 | ||
施設費 | 小学校 | 139.10 | 12,519 | |
中学校 | 09.90 | 12,519 | ||
→授業料は振り込み可能。会社口座を指定し、直接引き落とすことも出来る。 |
また、シンガポールの日本人学校には、日本人学校生徒の親が運営するスクールバスがあります。入会には、別途費用と手続きが必要となるのでご注意ください。また、バスの停留する場所は決められているので、子を持つ赴任者の方はその場所を参考にして住居を決めることが多くなっています。
◆ スクールバス費用・・・
[一時金] 入会金10.70S$、出資金100S$
[月 額] バス利用料331.70S$
【参考:日本人学校HP】
シンガポールにはインターナショナルスクールの小学校が20校程度あります(多くの学校が、小中高を併設しています。)。米国系や欧州系、中国系等があります。各インターナショナルスクールに少人数制の授業やスポーツ教育への注力、現地伝統校のインターナショナル部門等といった様々な特色があります。各学校、年間250~300万円程度の費用がかかる場合もあります。
非常に高額となりますので、赴任者の方の教育費を補助する際にはこの点も留意が必要です。
シンガポールの住宅には、基本的な家具・電化製品は一通りそろっています。日本からの海外赴任者の、シンガポールにおける住宅としてはコンドミニアムが主流です。しかし、住宅費の高いことで知られるシンガポールだけあり、かなり高額となっています。
また、人気のある地域としては以下のエリアとなっており、それぞれに特色があります。
① リバーバレーエリア・・・中心地に近く家賃が最も高いエリア。明治屋スーパーや大型ショッピングセンターが徒歩圏内にあり、日本人も多く居住している。
② イーストコーストエリア・・・海沿いの眺めの良い物件が多く、自然環境が豊かで人気のエリア。多くの物件は駅から離れている。
③ ホーランド・ウルパンダンエリア・・・オーチャードエリアに比較的早くでられる、住宅地エリア。MRT(地下鉄)駅に徒歩圏内の物件はほとんどなく、基本的にバス移動となる。
電車・バス・タクシーが主な交通手段となります。どれも諸外国と比べて比較的安く、発達しているので通勤等の移動もスムーズです。
◆ 電車・・・もっとも利用されている鉄道はMRTという電車で、中心部は地下鉄で駅もかなり密集しており郊外では高架を走ります。 参考運賃:S$0.80~(ICカード利用の場合)
◆ バス・・・車内アナウンスがないので地理などに慣れないと難しい部分もあります。ですが、電車とバスが使えるとかなり活動の幅が広がります。 参考運賃:S$0.77~(ICカード利用の場合)
◆ タクシー・・・日本の利用料金よりもかなり安く(3分の1程度)、流しのタクシーも簡単につかまるため便利です。メーター制。 参考運賃:初乗り(1kmまで):3-5S$/以降400mごと:22-33¢
赴任者は、邦銀のシンガポール支店で給与口座を作るよりも、地場銀行の口座のほうが利便性が高く(邦銀の支店だとキャッシュカードの発行が行われていない、営業時間が限られている等)、地場銀行で口座開設をすることが一般的です。 また、銀行口座開設にはEP (Employment Pass) が必要となります。予め取得しておきましょう。
日系メガバンク3行もシンガポールにも支店を持っているが、法人口座しか取り扱っていない。
シンガポールにおける3大銀行は下記のものとなっており、これらの銀行から任意のものを選ぶのが良いでしょう。
◆ DBS (Development Bank of Singapore)・・・シンガポールで一番口座数が多い。(前身は政府系の銀行で、シンガポールの郵便貯金と合併)
◆ OCBC (Oversea-Chinese Bank Corporation)・・・UOBに次いでシンガポールにおける民間銀行第2位。世界でもっとも経営基盤の健全な銀行に選ばれた(2011・2012)。
◆ UOB (United Overseas Bank)・・・シンガポール地場銀行を買収して拡大してきた銀行。