海外での労働法・社会保険・税務

シンガポールの労働法・社会保険・税務について

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シンガポールのビザ・予防接種

シンガポールに赴任させる社員の仕事内容、シンガポールでの滞在期間等から判断して適切なビザを取得する必要があります。シンガポールに必要なビザの申請から取得の流れ、必要な予防接種をご案内いたします。

シンガポール赴任に必要なビザ

日本企業は、シンガポールに赴任させる社員の業務や月収から判断して適切なビザを取得する必要があります。 シンガポールの就労ビザは、同時に就労許可証も兼ねており、別途就労許可証を取得する必要がありません。 滞在に必要なビザには下記を含め、複数ありますが、ほとんどの場合赴任者にとって必要となるビザはEP(Employment Pass)となります。

シンガポールで就業するために滞在する場合 シンガポールに
商用で滞在する場合
管理監督者 ① Employment Pass
② Personalised Employment Pass
③ Entre Pass
【出張】Social Pass
(30日以内)30 日以下の滞在でも、就労がある場合

はEPの取得が必要。

中技能熟練労働者 ① S Pass
※上限枠は雇用企業の業界によって異なります。
低技能労働者 ① Work Permit
EP取得に関して 給与条件 有効期間 申請先
①基本月給4,500Sドル以上

(金融サービス業界は5,000Sドル以上)

②初年度⇒1~2年間
2回目以降⇒1~3年間
MOM(Ministy Of Manpower

① 月給は基本給や手当等毎月の支給額が変動しないものであることが必要です。現物給与は含まれません。4,500 Sドル以上なら大丈夫ということではなく、経験に応じた給与が求められます。

② 有効期限に関しては、政府が判断し、更新時に更新を拒否されることもあります。

シンガポールでの就労ビザ申請の流れ

シンガポールのビザ取得の流れは以下の通りです。ポイントとなるのはやはり STEP1「審査」の部分です。審査においては月収要件が重要となってくるので、給与設定時には配慮して決定しましょう。

赴任前 推奨する予防接種

シンガポール赴任にあたり、厚労省検疫所や東京医科歯科大の渡航医療センターが、接種が必要としているものは下表のとおりです。

予防接種の種類 接種回数 有効期間 予防接種料金
A型肝炎 3回
2回目:2〜4週間後
3回目:6〜12週間後
10年 ¥7,000/1回
B型肝炎 3回
2回目:2〜4週間後
3回目:6〜12週間後
10年 ¥5,700/1回
破傷風 3回
2回目:2〜4週間後
3回目:6〜12週間後
5年〜10年 ¥3,400/1回

赴任者1人につき約4.8万円かかる計算となります。数週間置きに複数回の接種が必要なものが多くなっていますので余裕を持ったスケジュールを組むようご留意ください。

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